どーもーふくちゃんです。
みなさん焚き火は好きですよね??
僕は3度の飯より焚き火が好きです。
焚き火の揺らめく炎を見ながらボーっとしたりコーヒーを飲んだり語り合ったり。
なんとも言えない魅力がありますよね。
そんな焚き火をする際に燃やすものといえば何でしょうか。
そりゃ薪だよね?
そうです。薪です。
でもその薪にも種類があることをご存じでしょうか?
薪ってどれも一緒でしょ?
薪には針葉樹と広葉樹の2種類の薪があるんだよ!
そうなんです。
一概に薪と言えど、種類によっては燃焼効率や火のつきやすさ、値段など様々な違いが出てきます。
今回はこの薪の違いを理解することで、より、焚き火を楽しんでもらえればと思い記事にしました。
ハッピー焚き火ライフの参考にしていただけると幸いです。
- 針葉樹と広葉樹の違いがわかる
- 自分にスタイルに合った薪を選ぶことができる
- どこで薪を用意すればいいのかがわかる
色んな薪で焚き火を楽しんでみよう!
針葉樹と広葉樹って何が違うの?
針葉樹の薪と広葉樹の薪の違いを簡単にまとめると以下の通りです。
針葉樹の薪 | 広葉樹の薪 |
---|---|
着火しやすい 燃焼時間は短め 燃焼時の煙は多め 薪は柔らかい 広葉樹に比べると価格が安い | 着火しにくい 燃焼時間は長め 燃焼時の煙は少なめ 薪は硬い 針葉樹に比べると価格が高い |
個人的には燃えやすい針葉樹の薪、特に『ヒノキ』の薪は香りも良くておすすめだよ!
針葉樹の薪の種類と特徴
針葉樹の薪の代表的なものは以下の3種類です。それぞれ特徴をまとめました。
スギ | マツ | ヒノキ | |
---|---|---|---|
火つき | とても良い | とても良い | とても良い |
煙 | 多い | 多い | 少ない |
火の粉 | 多い | 多い | 多い |
火力 | 強い | 強い | 強い |
スギ類に関しては火つきはいいですが、バチっと大きく火の粉がはぜるので屋内やテントのそばで焚き火を行うと悲惨なことになりかねないので注意が必要です。
また、煙も多くすぐに燃え尽きてしまうという欠点もあります。
マツはよく燃え、火力も強いですが真っ黒なススも多いため肉や魚の焚き火料理には向きません。
ヒノキは火力も強く、火つきも良し。
針葉樹としては煙も少ないため、初心者には扱いやすい薪と言えます。
広葉樹の薪の種類と特徴
広葉樹の薪の代表的なものは以下の3種類です。こちらもそれぞれ特徴をまとめました。
クヌギ | ナラ | ケヤキ | |
---|---|---|---|
火つき | 良い | 悪い | 良い |
煙 | 少ない | 少ない | 少ない |
火の粉 | 少ない | 少ない | 少ない |
火力 | 強い | 強い | 強い |
クヌギ火力が強く、煙も少なく熾火も長持ちする万能な広葉樹です。
樹皮は分厚いため、はがして使えば火つきも悪くありません。
ナラはバチバチ音をならしてよく燃え、火保ちもよく、煙が少ないのが特徴です。
ただ、夏場は含水率が高く火つきはあまりよくありません。
ケヤキは広葉樹のなかでは比較的火つきがよく、火保ち、火力ともに優れています。
初心者の方におすすめの薪といってもいいでしょう。
広葉樹はケヤキがおすすめ!
針葉樹の薪と広葉樹の薪の5つの異なるポイント
改めて広葉樹と針葉樹の異なるポイントについて解説します。
火のつきやすさ
広葉樹よりも針葉樹の方が火がつきやすいです。
これは薪に含まれる油分に関係しており、針葉樹は広葉樹に比べて油分を多く含んでいます。
そのため、最初に焚き付けをする際には針葉樹を使った方がいいと思います。
これからキャンプを始めるぞ!!
まずは焚き火だよね!!!
なんて思っている方は特に針葉樹の薪を使うことをおすすめします。
一見広葉樹の薪の方が薪感があって使いたくなるかと思いますが、グッとこらえてまずは針葉樹の薪から始めていきましょう。
広葉樹がうまく燃えてくれずに焚き火が始められなかったら萎えますからね。。。
また、燃えやすいといっても小枝や新聞紙など着火剤になるものは必ず用意しておきましょう。
煙の量
針葉樹は広葉樹に比べて油分を多く含んでいると言いましたが、そのことが原因で煙が出やすいようになっています。
焼肉屋さんで脂の乗ったホルモンを焼くとめちゃくちゃ煙が出ますよね?あんなイメージです。
僕は煙の臭いが好きだし、なんなら燻されたいと思っているぐらいですが、煙の臭いが苦手な人もいます。
そんな人には広葉樹の薪を使うことをおすすめします。
臭いや煙が気になるなら広葉樹にしよう!
燃焼時間
針葉樹と広葉樹の薪では燃焼時間にも違いがでてきます。
これは薪の幹の密度によるもので、広葉樹の幹の方が密度が高いため燃焼時間が長く保たれます。
最初の焚き付けには苦労しますが、一度ついてしまえば長く楽しめるのが広葉樹の薪の良いところなんです。
焚き火台の大きさなどにもよりますが、広葉樹の薪1束で3~4時間、針葉樹の薪1束で1時間~2時間燃焼すると言われています。
1泊2日のキャンプで初日は15時ごろから21時まで、また、翌朝6時から8時まで焚き火をすると想定した場合には、最初の焚き火用に針葉樹が1束、じっくり燃やすための広葉樹が2束くらいは必要だと思います。
硬さ
ここでも幹の密度が関係しており、広葉樹の薪はめちゃくちゃ硬く、針葉樹は比較的やわらかいです。
針葉樹の薪はナイフを当てて、上からトントントンと余っている薪で叩いてあげれば簡単に薪割りができますが、広葉樹の薪は全く歯が立たずに返り討ちに遭う可能性があります。
大きい斧でスパーンと気持ちよく薪割りができればいいですが、そんな道具も持っていない人も多いかと思います。
なので、初心者の方はまずは針葉樹の薪を用意した方がイライラせずに済むかと思います。
針葉樹の方が薪割りが簡単だよ!
価格
薪なんてどれも一緒に見えると思いますが、なぜか針葉樹の方が安く、広葉樹の方が高く価格設定されています。
安いからと言って針葉樹だけで済ませると燃え尽きるのが早く、あっという間に焚き火が終わってしまう可能性も。。。
その点、広葉樹は針葉樹の2倍の燃焼時間で長く焚き火を楽しむことができるため、総合的に見ると広葉樹の方がコスパは良いのかもしれませんね。
その時のお財布事情と相談して選んでみよう!
針葉樹の薪と広葉樹の薪はどこで買う?
針葉樹と広葉樹の違いがわかったところでどこで調達したらいいのかわからなければ意味がありません。
実は色々なところで薪を購入することは可能です。
主に購入できるところは以下の通りです。
薪を購入できるところ
- キャンプ場
- アウトドア用品店
- ホームセンター
- ネット(Amazon・楽天・ふるさと納税など)
それぞれメリットもあればデメリットもあります。
簡単に説明します。
キャンプ場
キャンプ場の管理棟などで販売していることが多く、現地調達することにより車に積み込む荷物を増やすことがありません。また、万が一薪の用意を忘れてしまったとしても対応することができるところが良い点と言えるでしょう。
デメリットとしては、料金が多少割高なことも多く、欲しいときには売り切れになっている場合もあります。
※一束500円ほどで販売されています。
アウトドア用品店
キャンプ好きな人にとってアウトドア用品店は楽園のように感じられるかと思います。
キャンプ道具選びに立ち寄った際に調達できる点がメリットです。
デメリットとしては、全てのアウトドア用品店に薪が用意されているとは限らないという点でしょうか。
ホームセンター
ホームセンターは比較的安価に購入することが可能です。
量も多いため購入する分量さえ間違わなければキャンプ場で困ることはないでしょう。
デメリットとしては薪の種類が少なく、針葉樹か広葉樹のどちらかしか置いてないというところも少なくないです。
ネット(Amazon、楽天、ふるさと納税など)
ネットの最大のメリットは豊富な品揃えで自分の好きな薪を選ぶことができる点です。
また、最近ではふるさと納税でも薪を取り扱っている自治体も多く、賢く薪を調達することができます。
デメリットとしては多少割高に設定されていることでしょうか。
焚き付けの材料って何がある?
焚き付けとは薪や炭を燃やすときに着火剤として最初に燃やす、燃えやすいものの総称です。
焚き火は太い薪に直接火をかけても燃えてくれません。
細かな枝や枯れ葉などで小さな火をおこしてから大きく育てていくのです。
そんな焚き火には欠かせない焚き付けの材料は以下の通りです。
焚き付けの材料
- 枯れ草・枯れ葉
- 樹皮
- その他焚き付け
それぞれ解説していきます。
枯れ草・枯れ葉
キャンプ場などでは枯れ草や枯れ葉がないというところは絶対ないと思います。
特におすすめなのが細枝のついた杉の葉や松の枯れ葉です。
マジで一瞬で火が付くので、細い薪を事前に用意しておけばスムーズに焚き火を楽しむことができます。
杉の葉は焚き付けに超優秀!
樹皮
樹皮には油分を多く含んでいるためよく燃えます。
白樺の樹皮は真っ黒いススをまき散らしてよく燃え、杉、ヒノキの樹皮は細く裂いてよく揉んで、繊維状にすることで優れた焚き付けになります。
樹皮は表面は濡れていても少し剥がすと内部は乾いていることも多いため、少しの雨でも立派な焚き付けの材料になります。
白樺の葉は一度剥がすと再生しないから、倒木などにしよう!
その他の焚き付け
以下の焚き付けも超優秀です。
- 麻ひも
- ティッシュペーパー
- 新聞紙
麻ひもは100均で2ロール購入でき、細かくほぐしてフワフワの繊維のかたまりにしておけば優秀な焚き付けになります。
ティッシュペーパーは普段使いでも便利ですし、まるめてマッチ1本で確実に燃えてくれます。
新聞紙も丸めてねじって使うことで導火線としての役割も担ってくれます。
焚き火の材料は薪だけじゃない!
焚き火と言えば木(薪)というイメージがありますが、それ以外でも楽しむことができます。
代表的に材料は次の通りです。
竹・笹
竹や笹は軽いわりには火力がとても強く、薪とは違った焚き火を楽しむことができます。
爆竹と言われるように爆発音が激しいこともあるためその点は注意が必要です。
淡竹・孟宗竹・真竹などの種類があるよ!
落ち葉・枯れ草
童謡『たきび』の
「たきびだ♪たきびだ♪おちばたき♪」
でも登場する落ち葉。
落ち葉は樹種によってはよい香りのするものと、目や鼻にツンと嫌なにおいを発するものがあります。
また、雨や湿気で湿った葉を燃やすと煙が多く発生するので、できるだけ乾いた落ち葉を使うようにしましょう。
落ち葉や枯れ草で焚き火をするのも風情があっていいよね~
燃やしてはいけない木や草もある!
焚き火をするためにプラスチックなどを燃やすのはもってのほかですが、木や草にも燃やしてはいけないものがあります。
簡単に紹介しますので、頭の片隅にでも入れておきましょう。
ウルシ
ウルシといえば触るとかぶれるで有名な植物ですが、よく枯れているものではれば火つきもよく、火力は強いです。
しき、生木を燃やしてしまうとアレルギーのある人は煙でもひどくかぶれてしまい、気管までかぶれてしまうという説もあります。
トウガラシ
料理に使って余ったものを「燃やしちゃえー」って焚き火に突っ込むとえらいことになります。
トウガラシを燃やした煙は『南蛮いぶし』といって目にも喉にも強烈に染みるので絶対に燃やさないようにしましょう。
焚き火に必要な道具は忘れずに持っていこう
ここまで読んでいただいたなら、薪の違いをよく理解してもらえたかと思います。
自分に合う薪を用意しても、いざ焚き火を始めるときに必要な道具を忘れてしまうとなかなか火がつけられないどころか、焚き火そのものができなくなってしまうという悲惨なことが起こりかねません。
なので、焚き火がしたいというはやる気持ちを抑えて、まずは焚き火に必要な道具などは忘れずにちゃんと準備をしておくようにしましょう。
まとめ:針葉樹と広葉樹の薪の違いは?焚き火の材料徹底解説!
この記事では「針葉樹と広葉樹の薪の違いは?焚き火の材料徹底解説!」ということについて書いてきました。
同じように見える薪でも燃えやすい薪や燃えにくい薪、すぐ燃え尽きてしまう薪や長く燃え続けてくれる薪など様々な薪が存在しています。
それぞれの特徴を理解していれば、より焚き火を楽しむことができますし、焚き付けに苦労することも少なくなるでしょう。
ハッピー焚き火ライフを送りましょう!!